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(2017.05.16)→インフォーメーション一覧へ

ウォルター・クレイン展 千葉市美術館

ウォルター・クレイン 美女と野獣

ヴィクトリア時代に花開いた美しく緻密な絵本たち

カラー絵本を生み出したクレイン、日本初の個展
ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動を進めた画家としても注目されるウォルター・クレイン。もともとクレ インは本の仕事から出発しましたが、これまで日本ではモリスとともに活動したデザイナーとしての紹介がほとんどでした。 絵と言葉が一体となり一冊の本として完成する絵本を意識して作ったのは、クレインが最初といわれています。手掛けたほぼ すべてのトイ・ブックと代表的な絵本が展示され、本格的にクレインを紹介するのは本展が日本初となります。

あの『シンデレラ』『美女と野獣』『眠り姫』も...
現在でもディズニー映画や実写などで人気の高い『シンデレラ』『美女と野獣』『眠り姫』をはじめ『長靴をはいた猫』やマザーグースの歌をもとにした『赤頭巾ちゃん』など、さまざまな童話をもとにウォルター・クレインは装飾的で緻密な 絵本を作り上げてきました。まさにここから現代へと続く絵本がはじまったのです。

浮世絵からの影響
クレインのトイ・ブック・シリーズでは、強い輪郭線や平面的な色の塗り方といった描法や色彩としての黒の活用、大胆な 対角線を使う構図など、浮世絵から影響を受けたと思わしき挿絵がみられます。クレインは早い段階で浮世絵を目にする機 会があったとされ、室内装飾にジャポニスムを取り入れることが流行した 1870 年代に、新しい表現としても注目されました。
(プレス・リリースより)

会  期:2017年4月5日(水)〜5月28日(日)
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場受付は、閉館の30分前まで
休館日:5月1日[月]
観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 700円(560円)

ウォルター・クレイン シンデレラ

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